今週から、解体がはじまりました。
気がつけば、11月ももう半ば。
先月末に金消契約が終わり、そろそろ解体工事が始まります。そして12月は地鎮祭。
年末に向けてせわしなくなりつつも、いえのこともどんどん進んでいきます。
設計は、間取りと窓が終わり、電気図や基礎に関わる外構などの検討を進めている最中。私は体調不良もありつつも、少しずつ少しずつ、進んでいるところです。家づくりは、お金に以上に手間暇や時間がかかる!と痛感。
週末に、植物を見にいくのが楽しみ。
庭を中心に考える間取り。
つい先日、住宅ローンの本審査の承認がおりました。金消契約はこれからですが、絶賛間取りを検討中のこの頃です。
我が家のプランが進行中なのでまだ明確に形にできている訳ではないのですが、やりたくないこと、ははっきりとあります。主に私の経験上、ゆとりや余白のない家には心惹かれない、そうはしたくないなあ…ということです。
私の実家は 新築戸建てで一気に12軒建ったうちの1軒を買ったのですが、3方向を家に囲まれていて、家の前や横は隣人の私有地だったりしたため、色々とトラブルが。特に右隣りの方とはソリが合わず結構な頻度でいざこざが起きており。また、後ろと左隣りの方は宗教の関係でお経を唱える声が一日に数回。家が密接してるため音が聞こえてきてしまうという状況だったのでした。住んでいた頃は子供だったのであまり気にしなかったけれど、今は嫌だなあ…と。隣人は選べないので、そういった立地を選ぶこと、土地いっぱいに建物を建てることは避けたいと思っていました。私たちが購入した土地の立地は 隣接しているのは1方向のみ、それも駐車場を作って建物の距離を離そうとしているので そうしたくない、は避けることができそうです。
では逆に、どんな間取りにしたいか?を考えると、色々ないえの本やWEBサイトで事例をみている中で、ひとつ思ったのが ”庭”によってゆとりを作りたいということでした。
庭の緑を眺めて憩う、庭でご飯を食べたり犬と遊んだりする、そんなことを日常に織り込むことのできる間取りを、設計士さんと一緒に考えているところです。
どこに住む?エリアの選び方。
いえ探しをしている中で、予算・広さと同時に考えるのが、住むエリアだと思います。
実家の敷地内に住む場合や、親や親戚が近い近辺でと決めている場合はそこに頭を悩ますことはあまりないと思うのですが、青野家は夫が四国、妻が東北と揃って両親遠方のため私たちの暮らしやすさを重視して考えました。
エリアについてももちろん、色々と悶々と、悩みに悩みました。
私たちのケースでは、夫の勤務先の事業所は横須賀(本社は横浜、時々都内事業所にも出張あり)、私はフリーランスになったため事務所は自宅だが 取引先は都内のため時々足を運ぶという状況です。また、愛犬は中型なので散歩が1日2回。体力もあるので自由に遊び回ることができる公園が近い方が、毎日のことなので良い。
総じて考えると、
①夫勤務先まで通勤30分圏内
(事業所から最寄り駅まで徒歩15分のため、本当に近くが良い。または自転車)
②散歩するのに良い大きな公園やドックランがある
③都内アクセスが1時間程度、京急なら快特電車が停車する駅、JRなら駅付近が栄えている駅
といった具合でした。
ここまで条件が揃ったところで、さて実際の住みやすさ(利便性)にどこまでこだわるか、というところにお互いの価値観が出るんですね。
病院、美容院、スーパーがどのぐらいの距離なら良しなのか。
飲食店や飲み屋などはマストなのか、そうでもないか。
その街が好きになれそうか(なんとなく、嫌といって避けたエリアも実際ありました)
そういったことを具体的に考えて行くと、私は案外おおらかでこだわりはあまりない、住んでみれば意外になんとかなる!と考えているタイプ。夫は、割と細々したところにこだわりがあったり、そうかと思えばなんでもOKと思っていたりで読めないタイプ。
(お互いの感覚がわかるまでは私が若干やきもきしてましたが。)
エリアの点では、今賃貸で住んでいるところはパーフェクトなのですが 絞り込んで探したもののなかなかご縁がなく… 結果的には希望条件から少しずつ譲歩して概ねOKなエリアのなかに、ここなら住みたい、と思う場所があったのでした。
犬との暮らしを前提に考える。
私たちがいま住んでいる賃貸物件は、ありがたいことに”ペット共生物件”というものです。ペットに対する審査があるので、どんな生き物を飼っているか(または、飼う予定か)を契約時に申請したり、ペットトレーナーと定期的に話をしたりしています。その辺りでやや手間があるのですが、ペットを飼っている住人がいることが前提の住居なので、建物の中でストレスフリーなところがあると思います。室内の設備も、例えばペット用のエリアがあり壁が防水加工になっていたり、壁紙は下半分剥がしやすいように区切られていたり、専用の空気清浄機(天井に埋め込み型!)があったり、何かと工夫があってとても助かっているところです。そして、犬がいる暮らしをすっかり当たり前に考えているところがありました。
なので、家探しの時に、マンション購入の場合は犬との暮らしが当たり前に出来るものでは無い、ペット飼育可であっても大きさによって制限が出てくるため選択肢が非常に限られてしまうという現実に直面していました。とても大きい公園と砂浜まで徒歩5分、犬と暮らすことが当たり前にできる住まい、この環境以上に良いと思えるマンションも戸建ても中々見つけることができませんでした。
ペットと共に暮らしている人はたくさんいるのにも関わらず、住まいを考えるとこんなに制限が多い、出会うのが難しいものなのだという現実を知りました。
「あ。ここだな」と思えた日。
家探しをスタートをした頃… 私(妻)は頭でっかちになっていました。
「資産性」「将来のライフプラン」「可変性に対応」などのキーワードに共感して、私たちはマンション、マンションを買うべき…!と考えて、一人突っ走り、無料のセミナーに出向いて勉強をしに行ったり、本やブログを読み漁っては知識を増やす、そんなことをしていました。
また、それと同時に、勇気を出して夫とお互いの資産のことを共有したり、リノベ会社さんに紹介いただいたファイナンシャルプランナーさんに家計診断をしてもらい。
いわゆる、住宅購入に向けたプロセスを一歩、一歩と進めていました。そして、実際の家探しではマンションはもちろんのこと、条件に合うものが無いとなるとそのエリアの土地、戸建、新築から中古までの色々な可能性を探っては、内見をしに行ったり現地にふらっと足を運んだりを繰り返しました。
そうやって、購入するための条件や価値観を固めるため、主に私(妻)主導でたーくさんの情報をえて、少しずつ整理していったのですが。私は案外どこでもここはいいかも!と思えるのに夫はなかなかうん、と言ってくれない。夫婦共揃って、ここは良いねと思える物件にはなかなか出会えませんでした。唯一、ここは良い…!となった古いマンションがあったのですが、なんと梁の高さが夫の身長より低く。。そこは泣く泣く断念しました…。
そうこうしていたある日、あまり期待をせずに出会った地元の設計会社の営業さんが、予算やエリアなどの希望に基づき紹介をしてくださった物件がありました。
今まで見てきたものとはだいぶ趣が違うけれど、一緒に見てまずは価値観を擦り合わせるだけでも、ということで内見に向かった家がありました。
築45年なので外観は古い家ですが、所々大切に住まわれていたような印象を受けました。木製の雨戸をあけて、そこに広がる庭の風景を見たときに、「あ、ここだ。」と感じました。夫も私も、この時ばかりは「素敵だね」となりました。
そしてその日から2ヶ月後、私たちはその古くて大きな庭のある家を契約したのでした。
家を探そう!という気持ちになったきっかけ。
私たち青野家はいま、神奈川県南部の海の近くに住んでいます。夫も私も、それぞれまったく別のエリアに住んでいたけれど結婚を機にエリアを相談し、この地に移り住んできました。緑が多くて気持ちのいい方も多く、なんとなくのんびりしているのに、都心へのアクセスも良いこの辺りがすっかり気に入っています。
自宅から夫の勤務先は自転車で10分、海と大きな公園に日常的に通えるので、毎日朝と夕方は、犬と散歩に出かけます。私はフリーランスで主に自宅で仕事をしており、平日のほとんどを自宅で過ごす日々。だからこそ、と言うべきか、これから住むいえには、集中して打ち込むことのできる仕事場があって、犬が飽きずに遊び回ることのできる庭があって、そして夫婦お互いが好きな緑や植物を育てたり愛でたりのんびりとできる縁側やデッキのようなスペースもほしい・・という気持ちが、自然と、家探しにつながっていったのでした。
青野家のブログを開設しました。
はじめまして。青野家です。
現在神奈川県の海のそばに住んでいます。家族構成は 夫、妻(私)、犬(0歳♀)のふたり+1匹暮らし。毎日わりと楽しく、穏やかにすごしています。これから、”青野家のいえ” についてを主なテーマにしてブログを書いていきたいと思います。
”いえ”は一つの箱のようなものにすぎないのに、夫婦の価値観、家族のあり方、お金のことや将来の見通しなど、箱の中からたくさんテーマが出てきて尽きることがない永遠の宿題をだす装置のよう…。なので、その時々に感じたこと考えたことをライフログのように残していきたいなと思いました。遅ればせながら初めてのはてぶ開設、まずは使い方を理解するところから、こつこつと。
どうぞ気長にお付き合いくださると嬉しいです。